引越しを考えている方の中には、引越し費用をできるだけ抑えたくて「安い時期に引越しをしたい」「いつ引越しをすれば安く済む？」というような悩みや疑問を抱えている方もいるのではないでしょうか。引越しが安い時期は5〜1月です。一方で、引越し費用が高い時期は2〜4月です。

今回の記事では、引越し費用が安い時期や引越しをしない方が良い時期などを解説します。できるだけ安く引越をしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

引越し費用が安い時期は5〜1月

引越し費用が安い時期は5〜1月で、通常期と呼ばれています。人事異動が多い9月やゴールデンウイークがある5月などは、通常期の中では少し忙しくなります。しかし、繁忙期ほど件数が多くなることはありません。

通常期は、繁忙期に引越しをするよりも費用が安く済みます。また、引越し業者との都合も付けやすく、自分が好きなタイミングで引越しをしやすいのもメリットです。費用を抑えたい方は、通常期に引越しを行いましょう。

引越し費用が高い時期は2～4月

引越し費用が高くなるのは2〜4月で、引越し業者の繁忙期です。卒業や入学、就職、転職などで新生活をスタートさせる方が多くなるので、必然的に引越し業者は繁忙期に入ります。

繁忙期ではスタッフやトラックが不足し、予約が取りづらくなります。そのため、引越し御者との都合が合わず、希望する日程での引越しが難しくなるでしょう。

繁忙期に引越す予定がある方は、早めに予約を入れておきましょう。引越し費用を抑えたい方は、繁忙期を避けて引越しを行うのがおすすめです。

【引越し時期別】見積もり費用相場

引越し時期別の見積もり費用相場について、単身と家族に分けて解説します。

単身（一人暮らし）の場合

単身（一人暮らし）の場合の見積もり費用相場は、以下のとおりです。

		～15km未満(同じ市区町村内の引越し)	～50km未満(同じ都道府県内の引越し)	～200km未満(同じ地方内の引越し)	～500km未満(近隣地方への引越し)	500km以上(遠い地方への引越し)
荷物が多い	通常期	50,000円	52,000円	67,000円	85,000円	102,000円
	繁忙期	61,000円	65,000円	86,000円	105,000円	126,000円
荷物が少ない	通常期	38,000円	40,000円	49,000円	58,000円	70,000円
	繁忙期	44,000円	48,000円	56,000円	67,000円	77,000円

最低でも5,000円以上の差があるので、通常期に引っ越すのがおすすめです。

家族の場合

家族で引越しをする場合の、引越し費用相場は以下のとおりです。

		～15km未満(同じ市区町村内の引越し)	～50km未満(同じ都道府県内の引越し)	～200km未満(同じ地方内の引越し)	～500km未満(近隣地方への引越し)	500km以上(遠い地方への引越し)
2人家族	通常期	67,000円	73,000円	90,000円	116,000円	161,000円
	繁忙期	81,000円	92,000円	124,000円	158,000円	222,000円
3人家族	通常期	83,000円	93,000円	107,000円	148,000円	200,000円
	繁忙期	103,000円	117,000円	148,000円	204,000円	274,000円
4人家族	通常期	102,000円	122,000円	139,000円	183,000円	242,000円
	繁忙期	126,000円	149,000円	187,000円	251,000円	320,000円
5人家族	通常期	143,000円	161,000円	200,000円	234,000円	355,000円
	繁忙期	150,000円	191,000円	245,000円	335,000円	387,000円

家族の人数によって費用は異なるので、見積もりをしっかりと確認しましょう。

時期ごとの引越し事情

時期ごとの引越し事情について、メリットやデメリットを踏まえながら解説します。

1～4月の引越し事情

1〜4月は新生活をスタートする方が多いため、引越し業界は繁忙期です。1〜4月には退去をする方が増えるので、自分の好きな間取りや好みの物件を選びやすくなるのがメリットです。

一方で、入居希望者が増えるため、競争率は必然的に高まります。早めに内見などを行い、物件を決めるのがおすすめです。

また、引越し業界が繁忙期であるため、通常期に比べて料金が高くなります。また、引越しの予約が取りづらく、希望する日程で予約が取れないこともあります。

5～8月の引越し事情

5〜8月は引越しが落ち着いており、料金が安いのがメリットです。物件の数は減りますが、じっくり時間をかけて物件を決められます。

一方で、ゴールデンウィークやお盆の時期は、不動産会社が休みで内見ができない場合や審査に時間がかかる場合があります。

とにかく引越し費用を抑えたい方は、この時期の引越しがおすすめです。

9～12月の引越し事情

9月は人事異動や転勤が多く、第2の繁忙期とも呼ばれています。しかし、10月は再び閑散期で引越しをするのにおすすめの時期です。

11月と12月も閑散期ではありますが、年末にかけて少しずつ空き物件が増えてきます。繁忙期よりも少し早めに部屋を探すと良い物件に出会えるかもしれません。

引越し費用を安く済ませる方法

引越しの時期を選ぶ以外にも、引越し費用を安く済ませる方法があります。以下で、それぞれ詳しい内容について見ていきましょう。

複数の業者から見積もりを取る

引越し費用は業者によって異なります。そのため、複数の業者から見積もりをとって、安い業者を見つけるのがおすすめです。

また、安い業者を見つけられるだけでなく、相場を把握することもできます。最低でも3社以上で見積もりを取ると良いでしょう。

引越し費用が安い曜日・時間帯を選ぶ

引越し費用は、曜日や時間帯によっても異なります。引越し費用が高い順番は、「土曜日」「日曜日」「月曜日・金曜日」「火曜日・水曜日・木曜日」です。有給と週末を使用して引越しをしたいと考える方が多いため、土日や週末、週明けの引越し費用は高くなります。

また、午前中に引越しを終わらせて午後からは片付けをする方が多いので、午後に引越しをする方が安いです。業者によってはフリープランがあり、時間を指定しないことでより安く引っ越せます。

荷物量を可能な限り減らす

引越し費用を抑えたい方は、可能な限り荷物を減らしておきましょう。引越しには人件費や梱包資材費がかかります。荷物が多ければ多いほど、運ぶ人数や梱包資材が多くなり費用も高くなります。

また、荷物が少なければ利用するトラックも小さく済むので、引越し費用の節約が可能です。引越しをする前に荷物の断捨離を行って、最小限の量にしておきましょう。

単身者は単身向けのプランを利用する

単身者は単身者向けのプランを利用すれば、安く済ませられます。安い業者であれば1万円前後で済むので、かなりおすすめです。

また、初めて一人暮らしをする場合は、引越し先で家具家電を揃えると良いです。引越しで持っていく荷物が減るため、引越し費用がかなり抑えられます。

単身引越しプランについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

単身引越しプランのある引っ越し業者おすすめ4選！費用相場や単身パックとの違いも解説！

早めに見積もりを依頼する

引越しの時期が明確であれば、早めに見積もりを依頼しましょう。早いうちに問い合わせをすることで交渉をしやすくなったり、早割といったサービスを受けられたりします。

まとめ

今回の記事では、引越しの安い時期について解説しました。引越し業者は2〜4月が繁忙期で費用が高くなります。一方で、5〜1月は通常期なので安い費用で引っ越せるのが特徴です。

自分の状況や荷物の量などによって、引越し費用は異なります。早めに見積もりを依頼したり、複数の業者から見積もりをとったりして、少しでも安く引越しができるようにしてみてください。

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